【稼げる営業職とは!?】稼げる理由や業種、給与形態を紹介!

「営業職って稼げるの?」「どんな業種が稼げるのか知りたい!」

そんなお悩みはありませんか? 結論からお伝えすると営業職は、数ある業種の中でも稼ぎやすいのです。

この記事では私がインターネットでリサーチをした情報や体験談、インタビューで得た実話をもとに営業職が稼げる理由や仕組み、稼ぎやすい業種を幅広く紹介します。最後まで読んでもらうことで、営業職で大きく稼ぐ方法を理解できます。営業職を選択するときにぜひ参考にしてください。

1.営業職はなぜ稼げるのか 

営業職は稼げる職種です。トップの営業マンになると年収1,500万円以上稼ぐ人もたくさんいます。なかには年収1億円を超える営業マンも。営業職は未経験でも稼ぎやすい職種で、20代で年収1,000万円以上稼ぐことも可能です。

1-2.営業職が稼げる理由

営業職が稼げる理由は、会社に貢献した利益がそのまま給与に反映されるからです。

例を紹介すると不動産営業は職種別・業種別・年齢別モデル年収平均ランキングの全312職種の中で第6位の952万円、金融営業は第8位の918万円、用地仕入れは第10位の867万円と高水準の給与です。

引用元:マイナビ転職 2020年 職種別(1~50位)|職種別・業種別・年齢別モデル年収平均ランキング

https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/ranking/01

このように、営業は数ある職種の中でも稼げる業種であることが証明されています。もともと基本給が高い業種もありますが、自分のがんばり次第で報酬が決まることが営業職が稼げるおおきな理由です。

1-2.稼げる営業職の仕組みとは 

営業職が稼げる仕組みは歩合給やインセンティブ制度にあります。歩合給とは成果に応じて給与・報酬が決まる変動的な仕組みのことです。たとえば不動産営業の場合なら、成約した件数で給与が上乗せされるケースが多くなります。保険営業の場合も同じで、契約件数に合わせて給与が変動します。

インセンティブ制度も同じ仕組みです。営業職は歩合給の場合が大半を占めていますので、成約が取れるほどもらえる金額も多くなります。そのため、がんばり次第で月100万円以上の収入も十分可能です。

事務職などの場合は固定給が決まっていますが、営業職の場合は自分の営業成績によって収入が変動します。がんばったらがんばった分だけ給与が増える仕組みとなっているのです。

ただし、営業職は業界によって年収は異なりますので、大きく稼ぎたいのなら稼ぎやすい業種を選択することもおすすめです。以下の記事では営業職の業界ごとに平均年収を紹介していますので、参考にしてください。

2.稼げる営業職のランキングトップ7 

営業職の中でも特に稼げる業種のランキングトップ7を、20代と30代、40代以上の平均年収を元に紹介します。

2-1.海外営業 

海外営業の平均年収は約507万円と数ある営業職の中でも高収入になっています。海外営業とひとくくりにしていますが、さまざまな業界があり、スポーツメーカーや製造業界などがあげられます。海外営業が高収入になる理由は、取り扱う商品の単価が高いため、営業担当者への見返りも高いためです。

また、海外営業には比較的スキルの高い優秀な人材が集まるため、収入が高くなりやすいという理由もあります。

<年代別の年収>

年代平均年収
20代379万円
30代515万円 
40代以上721万円

2-2.医療業界(MR)

医療業界(MR)は平均年収489万円と高い水準の収入です。製薬メーカーに勤めることの多い営業で、基本的に医師や医療従事者がお客様になります。私の友人の元MR経験者によると、業界的に高収入なので給与が高い理由で転職してくる人も多いようです。

大手の製薬会社では大卒初任給の時点で月収20万円後半と、20代前半や新卒でも給料は比較的高い業界になります。また成績に応じてボーナスが支払われ、各種の手当ても充実しています。その分、普通の営業職に比べて専門的な医療知識が必要だったり、社内試験や接待が定期的におこなれたりと、やることは多い業種です。MR認定試験という制度があるくらい専門性が高い職種といえるでしょう。

<年代別の年収>

年代平均年収
20代425万円
30代530万円
40代以上672万円

2-3.ソフトウェア、IT業界 

技術営業と呼ばれる営業です。平均年収は467万円。この業種は、20代のころの収入は低めですが30代、40代と経験を積んでいくうちに収入が上がっていく傾向にあります。仕事の内容は、製品・サービスを導入をすすめたり、お客様のニーズに応えるために技術提案をおこなったりします。

そのため営業のスキルだけでなく、IT関連の知識や技術など幅広いスキルや知見が求められる職種です。エンジニアを経験してから技術営業というルートをたどる人も多くいます。

<年代別の年収>

年代平均年収
20代375万円
30代517万円 
40代以上603万円

2-4.金融業界(保険営業、証券営業など)

金融業界の平均年収は441万円です。基本的な仕事内容は、お金に関する商品や商材をお客様に提供することです。お金に関するやりとりが発生するため、業界的にも優秀な人材を確保しなくてはなりません。そのため平均よりも高い報酬を支払う必要があり、全体的に高収入な業界となっているのです。

金融業界にはまったくの初心者が転職することはむずかしく、ほとんどが新卒や同業種の経験者がおおくを占めます。ただし生命保険の営業は、個人向け・法人向けかかわらず未経験者でも、割合と採用されることが多いです。

<年代別の年収>

年代平均年収
20代371万円
30代517万円
40代以上641万円

2-5.不動産業界 

不動産業界は全体の中では全業種の中でも高めの年収ですが、営業職の中でも平均年収は約431万円となっています。不動産業界で働いていて、高収入の人は基本的に歩合給です。多くの契約をとれる人は当然高い収入を得ることが可能ですが、賃貸か売買かによって報酬は変わります。

賃貸の営業はとくに、契約の数をこなすことが大事で、契約がとれないと高収入はむずかしい側面もあります。そのため離職率も高く、チャレンジするには割合と間口の広い業種といえるでしょう。その反面、売買営業は専門知識も必要で、だれでもできる仕事ではありません。その分チャレンジするには難易度が高めで、転職するにしても不動産売買の経験を求められる傾向にあります。

<年代別の年収>

年代平均年収 
20代379万円
30代480万円
40代以上531万円

2- 6.専門商社、総合商社 

専門商社、総合商社の平均年収は約411万円です、専門商社や総合商社の営業職はほかの業種と比べても特別高い収入というわけではありません。ただし企業によっては、平均よりも年収が高い場合もあり、ボーナスを多くもらえるようです。

なかでも三菱商事や住友商事などの大手になると、平均年収は約1,300万円を超えてきます。専門商社の場合は三洋貿易の約950万円が最も高い給与です。給与が高くなる理由は、繁忙期に動く金額が大きくなったり、海外赴任が増えたりすること原因です。専門商社、総合商社の場合は中途採用をおこなっている企業が少ないため、新卒や第二新卒(学校を卒業後1~3年で、転職または就職を目指す25歳前後のかた)

が採用されやすい業種といえるでしょう。

<年代別の年収>

年代平均年収
20代350万円
30代457万円 
40代以上553万円

2-7.広告業界 

広告業界の平均年収は約379万円です。高収入なイメージのある業種ですが、残業も多いので残業代で稼いでいる人も多いようです。ただ扱う商材の単価が高いため、一件成約すると1億円を超えることもあり、利益率も高いことが特徴です。

ひとことで広告代理店といってもさまざまな種類があり、総合広告代理店、専門広告代理店、ハウスエージェンシー(特定の事業会社を広告主として、専属で広告事業をおこなっている会社)などがあります。仕事内容はクライアントの広告活動全般を代理でおこないます。Webメディア、動画、新聞、雑誌、テレビなどあらゆる媒体への広告出稿をサポートし、手数料を得るビジネスです。

仕事内容や業界は多岐にわたるため、いろんな業界や業種の人に出会えたり、常にトレンドの最先端の仕事をすることができたりします。

<年代別の年収>

年代平均年収 
20代350万円
30代457万円  
40代以上553万円

もっと詳しく営業職の平均年収や稼ぐしくみが知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

3.稼げる営業職の給与形態とは 

稼げる営業の給与形態は歩合制営業です。歩合制営業は2つの種類にわかれますのでそれぞれ紹介します。

3-1.大きく稼ぎたいのなら完全歩合制 

営業職で大きく稼ぐなら完全歩合制です。なぜなら、やればやった分が給与になるからです。成果に応じて収入がきまる方式で、フルコミッション制とも呼ばれます。この制度が導入されている代表的な業種は外資系の保険営業、不動産投資などです。

成果がそのまま給与に反映されますのでやりがいもある営業といえるでしょう。基本給が設定されていないので、成果をあげないと給料が保証されないというデメリットがありますが、一定の成果を上げることで高額な報酬を得られる方式です。

3-2.安定して稼ぎたいなら固定給+歩合制 

ほとんどの営業職はこの方式をとっています。毎月一定額の収入の保証があるので、完全歩合制に比べると精神面も安定します。ただし、その金額は低くおさえられていますので、保証額より稼ぎたいならば多くの成約を得る必要があります。

たとえば、毎月の売上げの○パーセントが給与に反映されたり、成約1件に対して固定給に上乗せされたりします。クルマのディーラー、アパレルブランド、理美容業界などといった販売職もこの方式を取り入れています。

4.保険営業でトップ2まで登りつめた体験談を紹介 

私の友人の知り合いで、実際に営業成績の下位から一気にトップクラスの報酬額まで上りつめた話を紹介します。その人はプルデンシャル生命保険という外資系の保険営業でトップ2位になりました。

もともとサッカー選手を目指していましたが、プロになれずに社会人になり、保険営業の世界に入りました。生命保険業界は2年間は固定の収入で、そのあとは完全歩合制へと移行します。そのため、最初の2年間でどれだけ固定客をつかめるかが勝負です。

彼は友人、知人、親せきを当たれるだけ当たりましたが、2年間成績は振るいませんでした。失意にくれたある日、彼はある行動に出ます。なんと東京駅で道行く人にチラシを配り始めたのです。もちろん、ほとんど反応はありません。しかし10日目にしてやっとチラシを受け取ってくれた人から声がかかりました。偶然、その人は元Jリーガーの重役でしたが、保険にはすでに入っているとのこと。

その代わり知り合いのJリーガーを紹介してくれました。それがJリーガーの奥さんの間で話題になり、一気に売上げが伸びたのです。まさにあきらめない不屈の精神が彼をトップセールスまで押し上げたといってよい例でしょう。また、同時期にプルデンシャル生命保険の評価制度も変わり、30年くらいランキングは売上げベースでしたが、計算方法が変わったことも大きな要因です。

お客様にちゃんと価値を提供しているかという基準に変わったことで、全国成績600位から2位まで成績を上げました。このようにアイデアと人間性次第で営業は誰でも一発逆転が可能で、稼ぐことができる業種です。

5.稼げる営業職3つのメリット 

ここからは稼げる営業職3つのメリットを、インターネット上の調査で稼いでいる営業の人が感じているメリット順に紹介します。

5-1.がんばった分がそのまま収入に反映される 

3.稼げる営業職の給与形態」でも触れましたが、営業職は自分のがんばりがそのまま収入に反映されるため、自分の仕事が社会や人の役に立っていることを実感しやすいのです。たとえば営業職以外だと、事務職や接客業などがあげられますが、会社に与える数字がそのまま収入に結びつくことは少ないでしょう。

自己裁量の多い業種ですが、がんばりが評価されるためやりがいを感じやすいのです。

5-2.稼いだ経験が自信になる 

営業を経験して大きな金額を稼げるようになると、それが自分の自信につながります。特に営業職の場合は、自分の成績がそのまま給与に反映されるので「稼げるようになった=自分の実力があがった」ということです。

またお金は世の中に対する価値と感謝の総和です。たくさんお金を稼いだということは、それだけ世の中に対する価値を提供し、人から感謝されるようになったという証です。人よりも高い収入を得ることで、自分自身に対する価値を感じられるでしょう。

5-3.大きく稼ぐと家族や周りの人も幸せにできる 

収入と幸福度は比例するという調査結果によると、1,000~1,200万円を稼ぐ世帯は幸福感も高いということがわかっています。つまり営業職で大きく稼ぐことができると自分自身はもちろん、家族や周りの人も幸せにできるということです。

たくさん稼ぐとそれだけ多くのお金を使うことができます。そのお金で家族サービスをおこなうこともできますし、使ったお金で経済が回ることにより、より多くの人がうるおうことになります。営業職で大きく稼ぐということは社会的にも価値のある行為です。

引用元:内閣府PDF,(資料3)人々の幸福感と所得について(中長期、マクロ的観点からの分析②),2014年(最終閲覧日:2021年6月2日)

このように営業職はメリットの多い業種です。さらにくわしく営業職のやりがいや魅力を知りたい方は以下の記事がおすすめです。

6.稼げる営業職3つデメリット

ここからはインターネット上の調査で稼いでいる営業の人が感じているデメリットを順番に3つ紹介します。

6-1.そもそも成績が悪いと、どの業界でも厳しい 

営業職は歩合制を取り入れているという理由から、常に自分の営業成績は大事です。そのため自分の成績を見ながら、アポイントを取る計画をしたりスケジュールを管理したりして、どうすれば最適化できるかを日々考える必要があります。

そもそも営業職に限らない話ですが、成績が悪いとどの業界でも継続的に活躍することは厳しいでしょう。そのため常に安定した成績が残せるように、しっかりと自己管理をおこなう能力が求められます。

6-2.ノルマのストレスがある 

ノルマが厳しいことによりストレスを感じることもあります。たとえば、今月の目標は5件成約、売上げ○○円というノルマがあると、それが達成できなかったときに上司からのプレッシャーを感じることもあるでしょう。完全歩合制の場合は、そもそも一定の売上げをあげないと安定した収入の保証もありません。

もちろんノルマが達成できれば問題ありませんが、なかなか達成できないとなると、肩身がせまくなる可能性もあります。

6-3.休日がなくなる 

営業職は基本的に、お客様が中心となるので場合によっては休日出勤が必須です。

また、夜も接待があることが多いので、自分の時間を確保したい人はストレスを感じるでしょう。

  • 休日は絶対土日
  • 残業なし
  • プライベートを優先したい

上記のような条件を仕事に求めているのなら、営業はやめておいたほうがいいかもしれません。

7.営業職で稼げない人の特徴 

営業職の世界にかかわらず、どの業界でも稼げる人と稼げない人はいます。営業職とは良くも悪くも数字で評価される世界です。そのため成績で数字が悪いとそもそも稼ぐことはできません。また、コミュニケーション能力や自己管理能力、商品リサーチ力など幅広いスキルが求められます。

人と話すのが苦手、時間を守れない、礼節をわきまえない、勉強が面倒という人は営業職で大きく稼ぐことがむずかしいでしょう。

<営業職で稼げる人と稼げない人の特徴>

営業で稼げる人営業で稼げない人
主体性がある  主体性がない  
スケジュール管理能力がある時間を守れない
礼儀正しい 礼儀を知らない
コミュニケーション能力が高いコミュニケーション能力が低い
報連相をしっかりできる 報連相ができない
勉強熱心 不勉強
素直 人の言うことをきかない

8.営業職で大きく稼ごう 

営業職は数ある業種の中でも大きく稼げる職種です。その理由や歩合制による評価制度にあります。成果がそのまま反映されるので、がんばった分だけ給与に反映されることが魅力です。そのため結果を出すことで、初心者でも高収入が可能な業種なのです。

また同じ営業職でもいろんな業界や報酬形態があります。それぞれの特徴や仕組みを理解して自分にあった稼ぎやすい業界を選びましょう。