新居引き渡しのときにハウスメーカーの営業マンへお礼をしたい
下調べ、打ち合わせから始まり、ついに迎えた新居引き渡し! これまでお世話になった営業マンへ、何かプレゼントをしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?
家の引き渡しは人生で何度も経験するような出来事ではないので、何を贈ったらいいのかわからない、そもそも贈り物していいのかどうかわからないというのが本音ですよね。
この記事はあなたと同じように家の引き渡し時に、営業マンへのプレゼントに悩んだ人の意見を聞き取り紹介しています。
営業マンへ贈り物をしていいのか? 贈る場合にはどんな贈り物がいいのか? 知っておくと営業マンへのプレゼントで失敗を回避することができる内容となっています。
読み終えたときには、ハウスメーカーの営業マンへお礼をするときに気をつけておきたいこと、贈るならどんなプレゼントがよいのか? 営業マンへプレゼントをするときに押さえておきたいポイントをすべて把握できて、家の引き渡し後も営業マンと良い関係を続けることができるようになります。
1.新居引き渡し時に営業マンにお礼としてプレゼントを渡しても大丈夫?
これまで丁寧に対応してくれた営業マンへお礼を考えるときに気になるのは、プレゼントを渡した方がいいのかどうか? ということではないでしょうか。先に結論をお伝えすると「渡しても渡さなくても構わない」というのが実際のところです。
その前提を踏まえて、どうしてもプレゼントを贈りたいという方へ、気をつけるべきポイントを1つ1つくわしく解説していきます。
1-1.お礼は渡しても渡さなくてもよい
ハウスメーカーの営業マンは、仕事としてあなたの住宅づくりが思い描いたとおりに進むようサポートしてくれているので、当然、会社から給与も支払われています。会社によってはインセンティブという形で給与に上乗せされる場合もあります。
プレゼントを贈りたいと思うくらい、関係性が良好だったら素晴らしいことです。ただなかには、対応があまりよくなく今後はつき合いをひかえたいというケースもあると思うので、無理にプレゼントを贈る必要はないでしょう。
1-2.ハウスメーカーによっては禁止されている場合もある
最初に気をつけなければいけない重要なポイントです。2021年現在では、会社のコンプライアンスも厳しいところが増えてきており、現金に関わらず、菓子折りでも受け取らない会社が多くなっています。
せっかく贈り物を用意しても営業マンが受け取れない場合は、時間をかけて用意したプレゼントが無駄になってしまいます。また営業マン側としても、手間ひまかけて用意されたプレゼントを受け取れないことに対して、心理的に負担がかかってしまいます。
そういった状況を防ぐためにも、営業マンとの打ち合わせなど話をするときに、世間話のような形で「差し入れや贈り物は大丈夫ですか?」と確認できるとベストです。
1-3.営業マンとは家の引き渡し後も長い付き合いになる
家の引き渡しまで時間も手間もかかり、やっとひと段落! と引き渡しを受ける側は気が抜けるタイミングですが、営業マンとは今後もつき合いが続きます。
家の定期的な点検やメンテナンスなど顔をあわせる機会が必ずあるので、良好な関係を築けているのであれば、心ばかりでも贈り物をしておくのもいいのではないでしょうか。
友人の不動産営業マンの話でも、プレゼントをいただいたお客様へは、より丁寧に対応しなければと感じることがあるようです。
1-4.3~4割の人がお礼にプレゼントしてる!
この割合は会社や住んでいる地域によって違うかもしれません。私が友人の不動産営業マンに聞いてみたところ、3~4割の人が、新居の引き渡し時にプレゼントをしてくれるそうです。
プレゼントを贈った人、贈らなかった人、私の周りで住宅を購入した経験のある人へ聞いてみたところ、様々な意見がありました。
プレゼントを贈った人
プレゼントを贈らなかった人
営業マンにお礼でプレゼントを贈った人、贈らなかった人、それぞれに抱いている思いがありました。プレゼントを贈るかどうかはあなたの気持ち次第でいいのではないでしょうか。
2.営業マンへプレゼントを渡す場合に気をつけたいこと3点
どうするか考えた末に営業マンへプレゼントすると決めたけれど、何を渡したらいいんだろう? 気をつけた方がいいポイントはある? と気になるところですよね。
ここでは新居の引き渡しまで担当してくれた営業マンへ、お礼のプレゼントを渡すと決めたあとに気をつけたいポイントを解説します。
2-1.現金はNG、形が残らないものがよい
多くの会社では法令を守る姿勢が強くなっており、基本的に現金は渡さない方が無難でしょう。
できれば菓子折りなど、事務所で分けて食べることができ、形が残らないものが負担にならず喜ばれます。
2-2.実際にどんなプレゼントを渡したらよい?
営業マンへお礼で渡すのは菓子折りがよいとお伝えしましたが、新居の打ち合わせをする中で、相手の人となりがわかっている場合もあります。
営業マンがプレゼントを受け取れることが前提にはなりますが、相手の趣味、好みのものがわかっているときには、それらを候補に入れてプレゼントを考えるのもよいでしょう。
たとえばサッカー好きな営業マンであれば、サッカーをするときに使えるグッズのプレゼントも喜ばれるのではないでしょうか。
2-3.プレゼントを渡すタイミングは?
迷いがちなのが営業マンへお礼のプレゼントを渡すタイミングです。
すべての引き渡し作業が終わってから渡すのがベストでしょう。
新居の引き渡し当日は、荷物の搬入や書類のやり取りなど、かなりの時間がかかります。引き渡しのために家を訪れたタイミングでは、営業マンは書類をはじめ多くの荷物を抱えています。そのため、来たばかりの時に渡すのは望ましくありません。
私の場合は、忘れないよう袋へ入れて玄関に用意していたおかげで、帰りぎわにササッと渡すことができました。
3.営業マンがお礼でもらえるとうれしいプレゼントBEST3
実際に受け取る側の営業マンは何がもらえるとうれしいのか、友人の不動産営業マンへ聞きとりをしてみました。その中でもらって特にうれしいと感じた順に紹介していきます。
1位.手紙
メール、チャットがコミュニケーションの主な手段になりつつある昨今ですが、手書きの思いのこもった手紙は人の心に響くものです。
長々と書く必要はありません。短い文章であっても、相手の心を尽くした行動に対して真心が込められた文章であれば、喜んでもらえるでしょう。
友人の不動産営業マンも、どんなプレゼントよりも記憶に残るし、大切に手元にとっていると教えてくれました。
2位.お菓子
「2-2.実際にどんなプレゼントを渡したらよい?」でも、ベストな品としてお菓子を挙げました。
友人の営業マンに限らず、同じ事務所の営業マンも菓子折りをもらうことは多いようで、事務員も含めて、みんなで分けて食べられるのは重宝するとのことでした。
プレゼントを贈る側としても、近場のお店で比較的簡単に手に入れられるのはうれしいところです。
3位.ビジネスグッズ
こちらは営業マンと良い関係が築け、相手の人となりがわかっている場合に贈るのに適したアイテムとなります。
名前入りのボールペン、ハンカチなど日常で使うことができて、活用しやすいものがいいでしょう。
ただし、あとになっても形が残るものです。営業マンの友人にも確認してみましたが、相手によっては受け取れないことがありそうなので要注意です。
4.営業マンへお礼の菓子折りを渡したら【経験談】
ここまで営業マンへ贈り物をするときに気をつけたいポイントをお伝えしてきました。
そうしたポイントを押さえたうえで気になるのは、実際に渡してみて営業マンはどんな反応だったか? ということかと思います。
ここでは、私が実際に営業マンにプレゼントを渡したときの経験談をお届けします。
対応が丁寧な営業マンとの出会い
「家欲しいよね」と妻と何気なく話していて、展示場見学に行ったときからのおつき合いだった担当の営業マン。初めての家づくりということもあり、わからないことも多い中、1つ1つの疑問を丁寧にひも解いてくれました。
実際に担当の営業マンは契約、着工してからもこまめに来訪して、状況をお伝えしてくれました。そのため、私たちは不安感もなく、気がつけば、引き渡しの日になっていたという感覚でした。
引き渡しの日が近づくにつれて、ここまでしっかりと対応してもらったし、何かお返しがしたいと妻から話があり、2人で何を贈ったらいいか相談することに……。
幸いにも妻が担当の営業マンと話をするなかで、菓子折り程度なら受け取っていると確認していたので、近所でもおいしいと話題のお菓子屋さんの菓子折りを用意しました。
新居の引き渡し当日、営業マンへ菓子折りを贈る
いよいよ迎えた新居の引き渡し当日! あわただしくなると事前に周りの経験者から聞いていたとおり、書類の提出、引き渡しの説明・確認と気がつけば終わっていたというくらい忙しい1日でした。
肝心の担当営業マンへの贈り物ですが、すべての作業が終わったタイミングで、手書きの短い手紙をそえて、渡すことができました。忘れないよう玄関に用意しておいてよかったです。
このようなやりとりをかわしつつ、無事に渡すことができました。
正直、1日中あわただしく動いているので、目に入らないところに置いていると忘れてしまうかもしれません。お気をつけください。
さて、手紙と菓子折りを贈られた担当営業マンの反応ですが、驚きながらもうれしそうな笑顔を浮かべて受け取ってくださいました。
新居の引き渡しからしばらく経ちましたが、今でも気になることがあるときは気軽に連絡できています。引き渡し前と変わらず、丁寧な対応をしていただけるので、気持ちばかりではありましたが、お礼のプレゼントを贈ってよかったと思います。
5.なにより感謝の気持ちがうれしい
ハウスメーカーの担当営業マンへお礼のプレゼントを贈るべきかどうか? そんな疑問に関してお届けしてきました。
最後にひとつお伝えしたいのは、友人の不動産営業マンとの話の中で一番印象的だった言葉です。
それは「自分は営業マンとして仕事でお手伝いしているだけなので、ありがとうの一言が聞ければ十分」という言葉でした。
高価な買い物だからこそ、贈り物しないといけないような気持ちもわいてくると思うのですが、人と人との関わり合いです。贈りたいと思う相手であれば、プレゼントを贈ったらいいし、贈りたくないときには無理に贈る必要はないと思います。
家を建てること自体、一生に一度あるかないかという出来事です。誰しも気になるところかと思うので、こちらの記事があなたのお役に立てば幸いです。