営業職の面接で必須ポイント5つ|知るべき質問6選&回答例

営業職の面接が目の前に迫っているのに、何をしたらいいかわからなくて困っていませんか?

本記事ではこのような方を対象に、営業職の面接で必須のポイント5つとともに、よくある質問6つとその回答例をお伝えします。

私もこの方法で、元SE(システムエンジニア)にもかかわらず、法人向けの営業会社に未経験で内定をもらえました。

体験談を入れて分かりやすく解説をしているため、営業職の面接対策が可能です。

また面接で落ちてしまった恥ずかしい失敗談もお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

営業職の面接に受かるためのポイント

営業職の面接に通過するためにはいくつかポイントがあります。

その中でも私が営業職の面接を受けてわかった必ず押さえておくべきポイントを重要な順に5つにまとめました。

この5つのポイントは、営業マンとして働くうえで活躍できる人材の特徴でもあります。もしあなたがこれを知らないと、気づかぬうちにマイナスな印象を面接官に持たれてしまうので注意してしてください。

◆営業職の面接を通過する5つのポイント

(1)清潔感のある髪型と服装にする

(2)ハキハキと話す

(3)貢献できることをしっかりと伝える

(4)質問の意図を理解する

(5)面接の回数をこなす

1-1.清潔感のある髪型と服装

営業職の面接では、清潔感を保つことが重要です。なぜなら清潔感がないと、面接官に対する印象が悪くなるからです。

たとえ採用の面接であっても、フォーマルな場所でのビジネスパーソン同士のコミュニケーションであると会社はとらえています。

そのうえで、TPO(時間、場所、場合)に応じた髪型や服装になっていることも大切です。具体的には、以下のとおりです。

◆清潔感のある髪型チェック項目

・フケや頭皮のにおいを防ぐ

・寝ぐせを直す

・前髪は目にかからないくらいに横に流すかカットする

◆清潔感のある服装チェック項目

・クリーニングされている

・サイズがからだに合っている

・シャツのボタンがついている

・えりが折れていない

・スラックスに折り目がついている

・靴にホコリがついていない

以上のことを確認し、清潔感のある身だしなみで営業職の面接を受けましょう。

男性の場合

男性の場合、以下を意識しつつシンプルで清潔感のある身なりにしましょう。

◆男性の場合のチェック項目

・明るすぎないスーツ

・スーツの色に合わせたネクタイ

・白無地のワイシャツ

・きれいに磨かれた革靴

・シルバーや革ベルトの腕時計

女性の場合

女性の場合も以下を意識しつつ、服装やアクセサリーは派手なものをさけて、香水をひかえましょう。

◆女性の場合のチェック項目

・シンプルなデザインのスーツ

・白などで透けないシャツやブラウス

・ひざ丈のタイトスカート、セミタイトのスカート

・柄が入っていないナチュラルストッキング

営業職は会社を代表してお客様やパートナー会社に会うため、身だしなみは重要です。

もちろんそれは、営業職の面接でも同様。

しかし今読んでいるこの記事では、営業職の身だしなみについてくわしく解説していません。

10年以上マスコミ業界で活躍した営業マンが、営業職の身だしなみについて具体的に紹介していますので、そちらをお読みください。

>>「できる営業マンになるには身だしなみが重要! 売れる見た目を作れる」

1-2.ハキハキと話すこと

営業職の面接では、ハキハキと聞こえる声で話しましょう。声が小さかったり、早口で聞き取りにくかったりすると、「営業職として大丈夫かな」とマイナスに思われてしまうからです。

私の場合、緊張すると早口になってしまう傾向がありました。そのため面接のときは、通常より1.5倍ゆっくりハキハキと話すことを意識していました。

面接の前にスマホで自分の話している姿を動画でとると、あとで客観的に見直すことができます。

「思っている以上に早口で話している」など気づけるためおすすめの方法です。

それだけはじめて会うときの印象はとても重要です。あいさつやお礼など社会人としてのマナーや気づかいは意識しておく必要がありますね。

ぜひ営業職の面接では、大きな声でゆっくりハッキリとした声で話しましょう。

1-3.貢献できることを具体的に伝えること

営業職の面接では、会社の売上や利益にあなたがどのようにして貢献できるかを伝えることが大切です。

なぜなら、営業職は会社の売り上げや利益をつくることが仕事だからです。

ここでは以下の3つのケースについて、要点をお伝えします。

◆営業職の面接のステージ

・新卒のケース

・未経験の中途採用のケース

・経験者で中途採用のケース

それぞれのステージに応じて、会社から求められるスキルが異なります。難易度が低い順から解説をしてきますね。

新卒のケース

大学や専門学校、高校などを卒業する見込みの学生、いわゆる新卒の場合、営業職の経験がないため、すぐに現場で活躍できることは求められません。それよりも、会社の必要とする人物像に近い人が採用されます。

そのためアピールポイントで会社の求める人物像に近いことを話して、そのうえで会社に貢献できる人物であることを伝えていくといいでしょう。

たとえば、会社がコミュニケーション能力の高い人物を求めていたとします。そのときは過去の自分の経験を具体的にあげて、自分のコミュニケーション能力の高さを示し、会社に貢献できることをアピールしていくのです。

また新卒の場合、長い期間その会社で働けることも貢献の1つとなります。

なぜなら会社としては、せっかく新卒を採用してもすぐにやめられては困るからです。そのため面接のときには、あなたと会社の価値観がマッチしている点やあなたのストレス耐性についても触れるといいでしょう。

未経験の中途採用のケース

営業職が未経験で中途採用の面接を受ける人は、その経験はなくても社会人としてのキャリアはあります。

そのため仕事で身につけた基本的なスキル(マナーやコミュニケーション、PCスキルなど)は、貢献できるポイントです。

とはいえ、経験したことのない業界に飛び込むと、転職できる可能性が低くなります。

そこでおすすめなのが、今のキャリアと重なる業界に移ることです。

職種は違っていても、その業界を1から学ぶ必要がなく、ある程度下地ができあがっているのは、貢献できる点となります。

会社としても、その業界でまったく経験のない人よりも経験のある人を採用した方が、教育にかける時間が未経験者より少ないといった大きなメリットを得られるでしょう。

たとえば、業界は変えずに職種だけ変える方法です。

私の場合、ネットワークやサーバー系のSE(システムエンジニア)でしたが、検索エンジンのメーカーの営業マンとして転職することができました。

検索エンジンのメーカーでは、サーバーやデータベースなどの知識がある方がお客様との話しがスムーズにしやすいですし、商品の理解が早いからです。

また、飲食店などで身につけた接客スキルや笑顔、話術などもしっかりとした武器になります。この場合、業界を変えても営業職としての素質があると判断されやすいため、採用される可能性が高いといえます。

このように今のキャリアを活用できる転職を考えると、営業スキルや技術的な知識で貢献できることを伝えられるので面接もうまくいきやすくなります。

経験者で中途採用のケース

すでに営業職を経験しているので、職種も業種も変えず会社だけを変えた面接になります。

採用される可能性を高めるためには、今までの経験や成果がその会社にどのように貢献できるかを伝えることです。

そのような実績がないと、年齢が上がるにつれて採用されにくくなります。

仮に採用されたとしても条件が厳しくなってしまうため、安易な転職は考え直したほうがいいと言えます。

そのためまずは、今の会社でしっかりと実績を出すことをおすすめします。

そのあとで転職を考えたとき、今度はその実績とそれまでの経験を武器にして、貢献できることを伝えていけば、面接はうまくいくにちがいありません。

1-4.質問の意図を理解すること

面接では「自己PR」と「志望動機」がよく聞かれます。この2つの質問の意図は、あなたが志望先の会社でどれくらい活躍できるかを面接官(or会社)が見定めるためです。

そのため面接に限らず書類選考のときから自分がその会社にどのように貢献できるかアピールをしなければなりません。

相手の意図を考えて適切な回答をするように心がけるといいでしょう。自分が話したいように書きたいように伝えても、選考に通過する可能性が極めて低くなるため、注意が必要です。

よく質問される内容とその質問の意図と回答例を、あとの「営業職の面接でよく聞かれる6選&その回答例」でくわしく解説しています。

また、面接では自己PRと志望動機に関連しない質問をされることも多くあります。この質問の意図は、面接官が相手が準備していないであろう質問をして、あなたが臨機応変に対応できるかを見るためです。

◆意表を突く質問一覧

・このペンを私に〇〇円で売ってみてください

・時事ネタ〇〇についてあなたの意見を教えてください

・(転職面接の際に)大学時代のゼミで勉強したことを3分で教えてください

 →実際に私がされた質問です!

このような質問をされたら、思わず戸惑ってしまいそうですよね。それでも黙らずに、まずは何かしら答えましょう。

たとえば「そうですね」「はい、わかりました」「その質問の意図は〇〇ということでよろしいですか」みたいに、質問と答えをつなぐ言葉を事前に用意しておくのもいいかもしれませんね。

面接もふだんの会話と同様に、コミュニケーションの1つに過ぎません。会話のキャッチボールを正確にすることを意識してください。

1-5.面接の回数をこなすこと

第1志望の会社の前に何社か面接を受けておきましょう。なぜなら面接は何回か受けていくと慣れていくからです。あわせて面接の雰囲気をつかめて、対策も立てやすくなります。

もし初めての面接で第1志望の会社を受けて失敗したら、とても後悔しそうですよね。

そのためまずは、何社か練習で面接を受けることをおすすめします。

営業職の面接でよく聞かれる質問6選&その回答例

それでは実際の面接でよく聞かれる6つの質問を、頻度の高い順に解説していきます。あわせて回答例もお伝えしますので押さえてください。

新卒と転職で就職活動を2回して、47社うけた私の体験上、まちがいないと感じています。

2-1.あなたの自己PR・自己紹介をしてください

まずは「自己PR」と「自己紹介」がそれぞれ異なることを理解しておきましょう。

「自己PR」は自分の強みやアピールしたいポイントを経験した具体例を入れて話す必要があります。事前に2-3コ用意して会社によって使い分けるといいでしょう。

また、1分以内で話してくださいなど時間を指定されることが多いため、10分・5分・3分などのバージョンを複数作っておくと本番で話しやすくなります。

一方で「自己紹介」は、自分の情報(名前、出身、特技など)を簡潔に伝えるだけで問題ありません。

特に事前準備は不要ですが、面接官から「名前、今の仕事内容、出身地」などと指定されることもあります。

その場合、その順番どおりに言わなければなりません。面接官の話す順番に気をつけましょう。

私が新卒で、就職活動をしているときのことです。実は、面接官の伝えた順番どおりに話さない学生を落とす会社が実際にあったのです。そのため、ここは軽視できないポイントになります。

◆自己PRの場合の回答例

「営業太郎と申します。前職では、飲料メーカーの営業職として新規開拓に携わっていました。『◯◯キャンペーン』という独自の提案をすることで前年比150%を達成することができました。

今後はリアルの営業だけでなく、Webマーケティングも学んでいきたいと思い応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

2-2.志望動機について教えてください

以下の順番で話していくと、面接官にあなたの言いたいことが伝わりやすくなります。

◆志望動機を話す順番

(1) なぜ営業職を目指したのか?

(2) なぜこの業界なのか?

(3) なぜこの企業に応募したのか?

特に未経験の場合、営業職というのは一般的にノルマが厳しいたいへんな仕事のためしっかりできるか確認されることがしばしあります。

そのため、営業職に対する価値観や営業をやりたい理由を具体的にしましょう。

これらは私が中途採用でSEから営業に転職にするときに、深く質問された部分でありました。

◆志望動機の回答例

「新卒でSEの派遣会社に就職しましたが、定期的に現場が代わるビジネスモデルに将来不安を感じました。自分で食べていくために、売る力をしっかりとつけていきたいと思い、営業会社への転職を決断しました。SE時代に○○という技術について経験をさせてもらい、御社でそれが活かせると感じ応募した次第です。」

2-3.あなたの長所と短所は何ですか?

自分の棚卸しをしっかりして、自分の長所と短所(課題)を回答できる人は、面接官から客観的に物事を考えられる人と評価をされます。

ゆえに仕事上で何か問題があったとしても、客観的に何をしたらいいか導き出せると期待されるでしょう。

また組織やチームの課題を見つける力があると、評価も得られます。

◆長所と短所の回答例

「私の長所は粘り強く最後まであきらめないことです。前職ではアウトバンドのコールセンターに勤めており、2018年四半期の個人件数で1位を取ることができました。

初めはまったく受注が取れませんでしたが、成果を出されている先輩や上司のマネをしたり、アドバイスを積極的にもらいにいったりすることで徐々に成果が出るようになりました。

一方で、短所は集中して取り組める反面、からだを壊しかけるくらいまで働いてしまう点です。しかし最近では、定期的に休む重要性も覚えてきたので、御社でも無理なく働けると考えています。」

2-4.なぜ営業職をしたいのですか?

これは前職で営業をしていない場合に聞かれることが多い質問です。その意図は、なぜ職種を変える必要があるのかを確認するためです。

そのため、これまでの自分のキャリアや能力が営業職にどのように活かせるかを伝えることがポイントとなります。

◆営業職をしたい理由の回答例

「事務職を長年勤めていましたが、さまざまな方とお会いして話をすることが好きなため、営業の仕事に興味を持つようになりました。趣味で勉強会や交流会を開いており、会社の人以外の人脈をつくることに楽しさを感じています。

御社は未経験でも活躍している方が多いことを知り、挑戦できると感じ営業職に応募いたしました。」

2-5.前職の退職理由は何ですか?

退職の理由を聞くのは、面接を受けた会社で適切に対応していく力やストレス耐性、キャリアプランを確認するためです。

人間関係で前の会社を辞めてしまった場合、その会社でも同じようなことが起きてしまうのではないかと、面接官に思われてしまいます。

そのため退職理由は、あまりネガティブに伝わらないようにすることが大切です。あくまで今後の自分のキャリアップを見すえたうえでの転職にしましょう。

もしネガティブな理由だったとしても、その原因が自分にあったと反省できている場合は、その点を伝えるのも1つの手です。

◆前職の退職理由の回答例

「前職は大企業で営業をしていましたが、若手であったため社内での営業アシスタントを任されることが多くありました。

会社の人事や上司に確認したところ、お客様への直接的な営業業務を任せてもらえるのに4-5年はかかると言われていました。会社の体質上、どうしても早めることができないということでした。

私自身、そこまで待てないと思い、すぐにお客様の担当をさせてもらえる御社に応募させてもらいました。」

2-6.逆に弊社に対して、質問はありますか?

面接の最後に聞かれることですが、これは主に応募者の意欲をはかるための質問となります。

本当に入社したい会社であれば、ホームページや求人などを読み込んで何かしら疑問を持つものです。

また入社後のイメージをしているのであれば、質問の2つや3つは用意してくるのは当然。そのような自主性も見られています。

ただし調べればわかること、または給与や休みなどの条件面は、面接官への印象が悪くなるためひかえた方がいいでしょう。

◆逆質問の回答例

「1日でも早く独り立ちをして昇格をしたいと考えております。そのためにどのようなことをすればいいのでしょうか?」

「御社の商品をホームページで確認させていただきましたが、ライバル会社○○社と比べてどのような点が優れているのでしょうか?」

営業職の面接で大失敗した私の2つの体験談

私自身、SE(システムエンジニア)からIT企業の営業職に転職することができました。

それまでに11社、面接を受けましたが、あり得ない失敗もたくさんしてきました。自分の失敗を話すのはとても恥ずかしいのですが、えりすぐりの失敗談2つをお伝えします。

3-1.最終面接で卒論のウソがバレて不合格

これは転職活動で初めて最終面接まで進んだときの話です。

最終面接でその会社の社長が面接相手だったのですが、話していて何か相性が良くないなという印象を感じていました。

ふとしたタイミングで大学時代に勉強したことを質問されて、ゼミで勉強したことが深掘りされました。

私が入っていたゼミは卒論を書く必要がなく、毎週、本の要約を発表するようなゆるいゼミだったため、とても答えにくい状況でした。

そして何か勉強したことを伝えなければならないと思い、書いてもない「卒論を書きました」と思わず言ってしまったのです!

さらにその内容を聞かれて、本当に中身のない内容しか答えることができませんでした。その社長から「君は本当に卒論を書いたのかな?」と言われてしまい、汗が止まらなかったのを覚えています。

結果、不合格。

その時、なぜウソをついてしまったのか今振り返ると、少しでも自分をよく見せたいという思いがあったのかもしれません。

面接で話を多少ふくらませるのはいいかもしれませんが、明らかなウソをついてしまうと突っ込まれたときに自分を苦しめてしまいます。

内定をもらうことがゴールでなく、あなたがしっかり入社した後に気持ちよく働ける会社かを見つけることが大切です。

等身大のあなたで面接に臨むようにしましょう。

3-2.1次面接でボールペンを忘れて不合格

書類選考に通過したメーカーの1次面接でしたが、予定時間の5分前に到着し受け付けを済ませたときのことです。

エントリーシートを提出したあと、採用担当の方から面接シートを渡されました。

これは名前や住所などの個人情報を記載するものでしたが、いつもあるはずのボールペンがカバンにありませんでした。

すぐに「エントリーシートを書くときに使って机に出したままだった」と思い出し、血の気が一気に引きました。

事前にボールペンを持ってくるようにと言われていませんが、どうしようもない状況だったため採用担当の方に借りることにしました。

しかし、その担当の方にあからさまに嫌な顔をされたのを今でも鮮明に覚えています。

おそらく常識がないと思われたに違いありません。

面接もその担当の方がされましたが、20分程度の簡単な面接で終了しました。

私としてはあたりさわりなく受け答えができたので、1次面接は通過するだろうと思っていました。しかし、結果は不合格でした。

面接にある程度慣れていくと、緊張感がなくなってくることがあります。そのようなときに限って、忘れ物などのケアレスミスをすることがよくあるので、ぜひ気をつけてください。

あなたが面接に受かり営業職をする場合、お客様との約束での遅刻や提出物の忘れはあり得ません。適度な緊張感を持って面接に臨むようにしましょう。

営業職の面接に受かるには準備が大切

営業職の面接を受けるにあたり、事前に準備をした方がいいのは言うまでもありません。

まずは今回ご紹介したポイント5つを押さえて、貢献できる部分を具体化して伝えられるようにしていきましょう。

そしていくつか面接の場数をこなしていくと、自然と慣れていきます。この記事を読んで実践すれば、未経験で営業職を目指す場合であっても、内定をもらうことも難しくはありません。

ぜひトライしてみてくださいね。応援しています。